項目名 | ブラックウィドウ |
読み | ぶらっくうぃどう |
分類 | MS・MA |
公的データ | ■パイロット:フミ・サカグチ ■機体色:黒 ■頭頂高:20.3m (MS形態時) 17.4m (多脚形態時) ■本体重量:52.1t ■全備重量:84.3t ■ジェネレーター出力:15.200kw ■180度姿勢変換:NO DATE ■スラスター推力: 31.000kg x4(脚部) 24.000kg x4(バックパック) 14.100kg x4(ムーバルシールド) 2.000kg x4 (肩部) 総計344.400kg 同軸偏向推力336.400kg ■アポジモーター数:40基 ■センサー有効半径:24.000m 「グスタフ・アイ」起動時33.000m ■装甲材質:ガンダニュウム・アモルファス複合装甲 ■武装 ラインメタル120mm短砲身レールキャノン『ラインラーゼライ(ラインの激怒)』2門 装備部位;下部ムーバルシールド 出力;最大25.2MW 中世の頃から強力な火砲を生み出してきたラインメタル・ボルジヒ社(現在企業傘下)が作り出したMS用レールキャノンの傑作。 本兵器の特徴として、FCG(磁束圧縮ジェネレータ)マガジンの装備が上げられる。 FCGとは爆薬を詰め込んだ管に導電体のコイルを巻き付け、一群のコンデンサーを接続した発電装置のことを言い、一瞬の間ではあるが大量の電流を発生させるという機能をもつ。 射撃の際、このジェネレータを起動させることで本体ジェネレータに頼る事無くレールガンによる射撃が可能となっており、このため連射性能は極めて高いものとなっている。また、本体のジェネレータを併用する事で威力は飛躍的に上昇し、最大出力時は最高のビーム砲として名高い「ヴェスバー」のそれをはるかに上回る。 ただし、FCGは一度使用すると再度の利用が不可能な為、使用回数はマガジンに 納められたFCGケーシング数(小型マガジンには5基、大型バナナ・マガジンには12基まで装填が可能。現在、ザク・マシンガンのドラムマガジンを参考とした、32基まで搭載可能 な多段数マガジンが開発中である)までとなっている。 ボウワ88mm可変収束ビームカノン『クラブシザース』 装備部位;上部ムーバルシールド 出力;最大15.1MW 伝説的な携帯ビーム兵器、「XBR=M79=07G」を開発した事で知られる ボウワ社の手がけた固定ビーム兵装。 この砲には砲身が存在しない。その役割を果たすのは、本体ユニット部から突き出した、蟹の鋏を思わせる形状のIフィールド発生装置である。 Iフィールドの規模・出力を調整する事によって拡散ビームによる近接射撃、 高収束ビームによる遠距離射撃など、さまざまな用途に対応可能である。 また、グリプス戦役期に確立された銃剣ビーム機能も搭載されており、非常時にはビームサーベルとしての運用も可能であるが、長時間使用することは不可能である。 装備部位・胴体後背側 いわゆる補助脚である。外見は昆虫の足そのものと言っていい。 可動域の広い関節が二箇所に存在し、先端部には鋭く長い針を 思わせる3本の鉤爪が存在する。 鉤爪は強固なガンダリウム・アモルファス素材で構成されており、 ビームコーティングが施されており、さらに小型のビームフラッグ 発生装置をも搭載している。 本兵装の機能は以下のとおりである。 1;砲撃時の反動抑制 本機の主兵装であるレールキャノン『ラインラーゼライ』を最大 出力で発砲した際に発生する反動は極めて強烈であり、多脚形態で さえ完全に反動を抑えきれず、命中率が低下してしまうと言う問題 が存在する。 最大射撃を行う際、タランテラを展開し、鉤爪を地表に突き立て、 間接をロック、タランテラ内部の制退装置を起動する事で機体の安 定性を高め、砲撃の反動を完全にコントロールする事が可能になる。 鉤爪は短分子ブレード処理がなされている為、地表面が花崗岩 でない限りたやすく地表に突き刺す事が可能である。 また、たとえ掘削不能なほど地面が強固であったとしても ビームフラッグ発生装置によってクロー周囲にビームのフィール ドを構成することで地表を溶融させることも可能となっている。 さらに、クローを大地に埋設した後、内部でクローを展開する事で 完全に機体をロックすることも可能である。 これの処置を施した場合、『ラインラーゼライ』の命中率は 強力なセンサーもあいまって固定砲台のそれと変らないレベルに まで向上しえる。 2;白兵攻撃 二脚形態に変形した際、タランテラは機体側部に展開 され、攻撃用のビーム・クローとして運用する事が可能である。 ビームフラッグシステムによるビーム被服処理を施さずとも クローに施された単分子ブレード処理のためにタランテラは 極めて高い装甲貫徹能力を有している。 さらに、ビーム被服処理を施せばPS装甲装備の機体に対し てもダメージを与えることが可能となっている。 しかし、本兵装に搭載されたビームフラッグシステムが発生 させるビームの出力は低く、MSが装備する長射程ビーム兵器 を防ぐことは不可能である。 Eパック式ビームシールド発生システム 装備部位;両前脚部、両下腕部に最大4基搭載可能 混線による技術爆発、そして長年にわたり地球圏全土に吹き荒れる 戦争の結果、強力な防御兵装であるビームシールドは今や戦場において ありふれた存在となりつつある。 本機もまた防御用兵装としてこの装備を採用している。 しかし、多脚形態時、前脚部が機体前方に張り出す為、通常どおり 腕部に装備しても機体全体をビームシールドの保護範囲に納めることが 出来ず、前脚部がはみ出してしまうと言う問題が発生してしまった。 これに対するため、本機はビームシールドが装備可能なハードポイントを 膝部に装備している。 2基のビームシールドを併用する事で防護範囲が広がり、結果として 機体全体を防御範囲に納める事が可能となった。 装備部位;携帯兵装 日本刀そのものの形状をした、対MS用の実体ブレード。 ガンダニュウム・クロームアモルファス特殊合金をベースとし、 日本刀の構造を元にラミネート加工して構築された刀身は、 細身ながらもきわめて高い切断能力を有している。 『タランテラ』と同様表面にビームコーティング処理とビーム・ フラッグシステムによるビーム被覆機能が搭載されているが、 ビーム発進能力はタランテラのそれよりはるかに高い。 なお、本兵装にはかつて日本に存在した「天下五剣」の中の 一振りである鬼丸国綱にちなみ「鬼丸」という和名がつけられており、 正式名称である「オーガバスター」はこの剣の伝説に拠って命名された。 主として二脚形態時に使用される。 対MS用重突撃槍「マーダークロス」 装備部位;携帯兵装 ガンダニュウム/クロームアモルファス製の刃部をもつ大型の 対MS用突撃槍。 オーガバスターと同じ機構を有しているが、槍である分リーチは長く、 また装甲貫徹能力も高い。ビーム被覆処理を実行すると、十文字様の ビーム刃が先端部に形成されるため、この名が付いた。 これはオーガバスターにもいえることであるが、ビーム兵器による 兵装破壊、及びビームフラッグシステムによる本体の損壊を防ぐ為、 ほぼ全体にビームコーティング処理が施されている。 多脚形態時での陸戦に威力を発揮する兵装である。 ビームサーベル 装備部位;腰部 装備数;2 万一に備えて装備されている固定兵装である。 これといった特徴は無い。 特色 ミノフスキームーバー 装備部位;腰部装甲内部 ミノフスキークラフトがミノフスキードライブへと進化を 遂げる、その過渡期に開発された推進装置。 ミノフスキークラフトによって形成されるM格子に磁気干渉し、 反発させる事で推進するというシステム。 ミノフスキードライブにくらべ、加速性能が低い為普及しなかったが、 ミノフスキードライブよりも構造が単純であり,なおかつ比較的サイズが コンパクトで設計への干渉が最低限に抑えられることから、実験的に 本機に採用されることとなった。 大量の電力を消費する為、この兵装を使用している場合、レールガン及び ビーム兵装の威力がやや減少してしまう。 ムーバルシールド 装備部位;肩部・上腕部 装備数;4基 スラスターユニット及び兵装、防御シールドを一体化させた兵装。 「ムーバル」と冠されている通り、極めて広い稼動範囲をもつ。 ただ、防御兵装として用いる場合メインアームが使用できなくなるという 問題が存在する事から、本機に装備されたムーバルシールドはスラスター ユニットを内蔵した砲塔としての機能に特化され、装甲防御能力は内部の スラスター及びユニットを被弾による破壊から防ぐ事が目的となっている。 両肩、両上腕部に装備された計4基のムーバルシールドは、見るものに 日本の鎧武者のような重厚な印象を与える。 グスタフ・アイ 後頭部に増設されたモノアイ・ユニット。上部にとさかのように張り出している。 起動することで映像解析能力・索敵能力・照準能力が向上する。 ・多脚モード 合計4本の脚部を全て地面に下ろした形態である。 脚部スラスター、ミノフスキームーバーを併用する事で ホバー推進による戦術機動が可能となっている。 登攀能力、不安定な足場においても体制を安定させることが可能となるのも 本形態の特色といえる。また、多脚装備によって安定性が飛躍的にたかまる為、 本機の砲撃戦能力は本形態において最大限に発揮される。 ・ニ脚モード 後方脚部が開いて腰椎後部両側に回り、『タランテラ』が機体前部側に展開される ことで、本機は通常のMSとしても運用する事が可能になる。 上半身に重量が集中し、機体バランスをとる事が困難な為、この形態では常に ミノフスキームーバーを起動する必要が生じる。 砲戦能力においては多脚モードに劣るが、後方脚部を可動スラスターとして 用いる事が可能となっており、それゆえこの形態においては近距離戦における高度で 複雑な戦術機動が可能となる。 また、限定的ながら空戦能力も有している。 基本的に白兵戦能力に富んだ形態であるが、また同時にある程度の汎用性を 持った形態であるともいえる。 ・MAモード 上半身が戦闘機を思わせる形状に変形し、全ての脚部が後方に回ることで この形態に変形する。 四つの可動スラスターとミノフスキームーバーを併用する事で空間を縦横に 駆け巡る事が可能となる。 空戦能力に特化した形態といえるだろう。 機体の飛行特性はそれほど良好とはいえないため、ミノフスキー・ムーバーを 全力で起動する必要が生じ、それゆえジェネレータに負荷が掛かってしまう為、 MAモードは全ての形態のなかで最も攻撃力が低いと言える。 |
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