睡郷沼のぬし '07/05/09(水) |
たくさんの者達が、静かに朝を待っていた。秘密でも握るように硬く閉じた緑の掌を、光の粒が力もかけずに知らぬ間にやわらかく開かせていく。 右)夜明けの黄色信号・・迷いの時。スレスレの極みをさまよう 朝露↑↓雨露 ◆写真は載せていないが、ある茂みの陰に、そこに生えている三つ葉(カタバミ型の葉)の多くが規則正しく3点だけに露をためている場所を見つけた。よく見ると普通のカタバミとは少し茎が違う様子。なんだろう?◆コケ すっかり忘れていた。コケやシダが乾燥した場所で生きにくいのは、彼ら(前葉体)は泳がなくてはならないから、だったか。うちの高麗人参の畑は苔がびっしりと生えていたな・・背がもっと低かった頃は、もっと色んな物が普通に見えていて、苔の形なんかも今よりずっとリアルだったような気がする。◆雑草だったのを鉢に植えていたヒナゲシ。空き地はどれも朱色の花だったが、なぜか淡い桃色の花が咲いた(下段中央=他の株の蕾と比較)。元々和紙のような薄い花弁が印象的な花なので、さらに質感を際立てていた。また、日差しが変わったためか、花の首が一回転してしまった花がいくつか。開花後になぜかすぐに桃色の株を含めた数株が枯れてしまった。根付きは良く帰化危惧種にもなりつつあるそうだが植え替えには弱いと後で読む。しかも、受粉さえさせてやるのも忘れていた。以前、種が実るのを待っていた雑草が焼かれたこともあり、今回は迷った挙句抜いて持って帰ったのだが、虫媒花なのに受粉のことさえ気づいてやれず、自分が手をかけることに付随する責任というものを今更感じ届かぬ謝罪をしたり。 僅かな間だけ現れる水滴の門。 一生の間にもそんな門は幾つも存在しそうだ・・(日々一瞬一瞬もそうかもしれないが)。また反対に、一瞬に見えてそうでない物も色々。 植物の生態関連の本を少し読んでいて印象的だったこと多数。その中から少しだけメモ ◆植物が生きるのには虫の生態も深く関わってくるので虫の話も色々と出てくる。ツチコバチの♀は土の中のコガネムシの幼虫を食べるため、羽根がない。幼年時代は地中で過ごし、成長すると土から出てくる。フェロモンを感知した♂は♀のもとへたどり着き、飛べない♀を抱えて飛びながら交尾し、同時に地域の最良の餌場を、花から花へと数時間かけて巡り、♀の生涯の中で最初で最後になる花の蜜を味わわせるのだとか。 命の交換◆巨木やその他の茂る暗い森の中では木がいくら種を飛ばしても、芽生えることさえ難しい。そんな場所で木はどうやって子孫を残すのだろう、考えてみると不思議だったが、自分の死んだ体を利用させるのだとか。倒れた老木が朽ち始めたところに落ちた種はそこから発芽し、成長し始める。そのため林床に茂る植物に邪魔をされることもなく、また、朽ちた倒木は柔らかく水を含み水に困ることもない。そのうち根を伸ばし倒木を伝って地面からも養分を得るようになる。老木は朽ちながら徐々に若木に命を譲っていくのだとか。その若木も、最終的に生き残れるのは僅かではあるけれど。森に入ると、そんな風に成長した木が一列に並んでいるという一見不思議な光景がたまに見られるそうだ。 その他にも身近な植物の知らないことなども色々。植物(や動物など、生きているもの)たちの行動、形、その他あれこれ、殆ど全てのことには意味があるのだと改めて思わされた。 |
睡郷沼のぬし 07/04/30(月) |
メモ しておかねば置き忘れてしまいそうでまたとりあえずの・・。 ちゃんと更新したいと思いつつなかなかまとめられず。 ある時撮り逃した場所「ほんの一点だけの決まったポイント」の露を最近何度か、再度撮りたいうと試みていて気づいたのだが、露・・・ことに日なたの中の露が細かく出来る時間は、思いのほか短いようだ。さらにそこにちょうど良い角度で光が入って来るのはもっと短い。誰も必要としてない一瞬ではあるけれど、おそらく同時刻に1分一秒を争っている人がいる。個々とは一体なんだろうね・・ 細かな一粒一粒が、そんな一刻一刻を感じさせました。
--- 最近の生活の中でなんだかいろんな意味で落ち込んだり悲しくなったり怖くなったりしてしまった そんな中家からtel。あちらの空気が伝わってきそうだった。いまできることは、はやく家に帰れるようにすることくらいか・・ |
睡郷沼のぬし 07/04/29(日) |
覚え書き 左:虹の露に浮んだカラスノエンドウの蔓 右:波の上のかんしょう 目で見えないものの係わり合いもこんな風に見えたらいいのに。でも、逆に言えば、目に見えない部分にはこんな係わり合いで埋め尽くされてるんだな・・どこかで何かしらつながり微弱な振動を交し合っている。細く細くどこまでも...この世の全てが 昨日書いていた逆さ虹やその他の画像はまだそのままで、また今日も簡単にメモ。体がぼうっとしている。目はじんじん。反射して瞼から差し込んだ光が、逃げ切れなかったのだろうか・・行き場を失っている |
睡郷沼のぬし 07/04/28(土) |
メモ 環水平アーク?(逆さの虹の低いところに出来るもの)や幻日環(幻日を繋いでできる大きな輪)など出ていた。何枚か撮ってみたので、鮮明ではないが、他の写真も合わせて、近いうちに。(写真=わたげ)
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睡郷沼のぬし 07/04/27(金) |
穀雨の下の巡礼者 穀雨というそんな名前がそのまま筆になって緑を描いていくようなこの季節。 明け方まで降っていた日の朝→◆コケ 露の分け合い ◆螺旋に巻き込まれた露。この蔓を何枚か撮っていたら、ファインダーの中で、ある時ふっと弾けて消えた。最後の瞬間。ふと周りを見たら、もうだいぶ雨が乾いてきていた。◆その他、雨露いろいろ 花弁、粒の中の花、ヒナゲシの種に写ったタネの穂、宝石、筵を押しのけて出てきた里芋の新芽。など・・・・里芋、ハス、チューリップの葉などは露が宝石のように転がってよく似合う◆開く◆草を伝って落ちる雫 ◆どの蕾も東の方向へ頭を垂れている。環境のせいか、どれもとても小さな体で、それが、密集してこんな形になっていたので、巡礼かなにかのようだった◆落ち花。雀のせいか?たくさん落ちていた。(雀は嘴が短いので、蜜を吸いたい時は花を切るそうで) ◆季節は確実に流れている。カスマグサ?も実を作り始めていた◆右下)13日の上段右よりの写真と同じもの。縮小で見えにくいが、すでに花盛りなりつつあった(この写真を撮ってからもしばらくたっているのでもっと咲いている。◆段中ごろの”巡礼者”の空き地から蕾のものを2本抜いて帰り鉢に植えた。翌日見たらもう花が散っていて驚く。彼らは彼らのリズムで厳然と生きているのだな・・ 4/13のような3ツ露の葉。意識的に探してみると、雨上がりのせいなのかなかなか見つからない。あの時と同じ路地裏の同じ場所に行って見てみると、果たして、そこだけにいくつか並んで3つ露が乗ったカタバミの葉を草の陰に見つけた。 右は露の中に三つ葉の1枚が写っている。虫の開けた小さな穴に貯まった露に、その下の葉が写っているのだろう。写真を撮った時は妙に目だつ色の露だと思っただけで何も気づかなかったので、残念(編集中に気づいた)。知っていればもっと角度を変たり&クローズアップして撮りたかったけれど。 つづく |
睡郷沼のぬし 07/04/26(木) |
メモ 家から電話あり。あぁ・・。……学生時代に仲良くしてくれていた人から連絡あり。集まる予定があるとか。懐かしい名前。……先日は高校時代の知人が大阪にくるというので電話をくれた。……すぐにでも飛んで行きたいのに行けないというジレンマ。去年は実家の牡丹が見れたのに・・・。
すごく「悪い」気持。(悪い=方言かもしれない) すじ向かいの家に大きな2本の牡丹が植わっている。よく手入れされていて、冬場にゆきんこのように藁でかこってあったり。年々大きくなっていて、牡丹農家だった私は、なんとなくありがたい気持ち。何年間も密かに見てきた。 その前の農道で這い蹲って写真を撮っていたら、心配されて声をかけられた。話の中で奥には芍薬も植わっていると知る。牡丹だけではなく芍薬もとは、きっと私よりずっと色々知っておられることだろう。 そういえば、先日も別の場所で地面を撮っていて大丈夫かと聞かれた。 以前緊急事態のときに遠まきに見られたことがあったので、なんとなく救われた。でも、それ以上に、心配させてしまって、申しわけありませんでした・・>声をかけてくださった方々 |
睡郷沼のぬし 07/04/23(月) |
空色々(過去の物も取り混ぜ)。◆虹色の羽。(蚊) 中段に拡大。羽の端は細かな毛になっている &血◆夜明けの月◆上段右端 鳥のような雲。◆色づく夏の雲など ◆左下 現象の名前でいえば、光芒というのだろうか、空に大きな影が広がっていた。◆鳥たち◆煮くずれ太陽◆飛行機雲の陰など(上段下段)。 植物色々。◆雨の夜、コマツヨイグサに溜まる雨水。携帯の灯りで照らして撮ったためか?光で閉じてきてカメラ時間修了。敏感。◆不思議な形と透明感のデルフィニウム。花の真ん中に、後ろのトンネルへつながる口が開けられているように見受けられる。蜜が奥にあるのかもしれない。◆蕾やほころび、など、いくつか。◆うぶ着◆麦 ◆右下開きかけのポピー。一枚メモに撮った後で後でゆっくり撮ろうと思っていたが、気づいた時には開いてしまっていて、残ったのはこれだけ。 13日に書いていたコウモリ。その後、再び。 (間違えて一部前回と重複) 強めのフラッシュと置きピンで、指定距離に来た一瞬に合うようにシャッターを切ってみた。暗くて早いのでフォーカス範囲を広げることが出来ず困ったが、何枚か撮れていた。右側フラッシュなし。鳥とは動きも空の明るさも違っていて撮りづらい生き物カメラが無かったら飛んでいる姿をずっとあまり知らないままだったかもしれないが、きっと自分の周りはそんなあまり知らない・気づかぬもので埋め尽くされているのだろう。 ----- 最近、植物の生き方や機能などが色々と書かれている本を読んで印象的だった。動物と比べはるかに消極的・受動的に生きているようにも思える動けぬ植物が、実際はそれゆえに動物よりも積極的と思えるような生き方をしていたことに気づく。 生きている物というのは、全てが同等だ(同じレベルで互いに生きている)と強く感じた。 感情も、権力も崇高さも、そんな特権も、・・・夢の前の思考のようにあらゆるものをない混ぜにして考えてみれば、植物のもつものと同じ線上に横に並んでいるような気がする。 ---- つづく |
睡郷沼のぬし 07/04/14(日) |
いつの頃からか、ホコリで呼吸が苦しくなるようになってしまった。部屋が汚くなったことや、粘土(ヤスリ)作業など、ほこりの中での作業が多いせいもあるのだろうか。人形を作る人は呼吸器官を悪くすると、前にどこかで聞いたことがあるけれど将来的にはそれもちょっと心配。今のはただのハウスダストアレルギーだと思うが・・ それを理由にして1日眠って過ごしてしまったが、本当の理由はそれではなかったな・・ 病院の帰りだといって、家族の写真が携帯に送られてきた。せつな・・ 13日の朝は、本当ならずっと撮りたかった写真を撮るのには滅多にない機会だったと思うのだが、撮れずにしまい、残念。同じ時はめぐってこない。見れたかもしれないものを思い浮かべる。同時に、写真機を手に入れた瞬間人は駄目になるような気も少ししたり。 ヤフーのインターネット検定というのを知り、無料期間だったのでいくつか受けてみた。認定証はもらえても何の役にもたたなさそうだが「定規」と照合できるいう意味では良いかも・・無料だし。 (補足)↓13日の「シュート」「モジュール」というのは、後で辞書で引いてみると詳しく載ってなかったので補足。植物に関する単位に関する用語。 |
睡郷沼のぬし 07/04/13(金) |
最近住処の周りで見たものなど。絡まる、露、大きな翼、吸われる、散って咲く、虹色螺旋、コウモリ、見上げる、止まるのも進むのも、そんな欠片など・・ 日にち、朝や夕・夜など、期間はバラバラ。 ため息(悪い方の)をつきながら見ている時は、自分のいるのとは違う世界のようだが、たとえどう関わろうとも、自分も確実に1ツのピース(*下5セット目)なのだろう ◆ツツジ系の花。日陰の中、花弁の透明感が印象的。◆溝川べり ◆その他色々(HP用なので、掲載はどれも(いつも)きちきちのトリミングばかりになりがちなのが残念。本当は空間と供に存在していた) シュート モジュール シュート モジュール シュート モジュール シュート モジュ・・・・ 3ツ乗った朝露。全体を撮りたくて、2枚目に他の草を少しよけて撮ったのだが、再び撮り直そうとした時、振動で露が1つ転げ、その後さらに全部が落ちてしまい、撮れたのはこの2枚。(3枚目は少し転がった時点)。ありのままの形でじっくり撮っていれば良かった。 結局一番最初に何の気なく写したものが一番マシになってしまった。 ◆絡める。何かと何かが、何かによってふっと絡められるなんていう、そんな運命(出来事)なんかも、形になればこんなふうだろうか・・◆小さな球体宇宙。イネ系の芽の葉の隙間。◆あぶく (蕾)◆ツクシ・・インプットされた「伸びる」ということ◆製造工場◆天道虫土へ還る。ひそやかである (◆(スペースに入らず写真削除)雫の繋がりがギミックのよう)◆雫の列◆どうしてこんなことになったのかわからないけれど、花の先の死骸 空色々。◆空の鳥。朝外を見たら大きな翼が広がっていた。(右下の写真も同日朝。他の雲が流れてきてクロスした。)◆同時に東から現れた二機。交わり引かれた線は、この後、片方は真っすぐ、もう片方の線は波線を描いて西に落ちていった。空の風が違うのだろうか。◆中央)切れ切れになった飛行機雲が、染色体の切り抜きのようだった。・・・高校の部活の時やらされた手伝いの作業。いくつか渡された染色体の写真の中に写った染色体を一つずつ全部切り抜いて、長い順に並べて貼っていく。研究の内容は知らなかったが、良い研究だったらしい。自分の中に残ったのは細かい切り抜き作業を終えて厳しい先生にほめて貰ったことくらいだけれど。 住処の前のお寺のあるとても小さな小山は、お地蔵(たくさんの地蔵(お墓?)で埋め尽くされているので静か。山頂の桜の下に立ってみると、どの樹も、唸っていた。夥しい数の小さな虫たちの羽音が集まった音なのだが、これが木全体から振動を感じるくらいの束になって伝わって来る。全ての動植物がそれぞれに、生態系の中のピースなのだと思った。 深く積もった木の葉の下から次のピースが生まれてきていた。◆地面と花弁の間の隙間に入った露が不思議な模様を描いていて、地面を含む全ての物の呼吸や息吹を感じさせられる 花弁 樹の花が落ちて、水に写った樹に、再び、花を咲かせていた。さざなみの花 ◆(右下)陰と陽 虹色螺旋 ◆虹色の螺旋 ◆理由はわからないけれど、ぼやけた水滴をよく見てみたら、螺旋模様になっていた。(元はスギナの水滴。細く細かい葉の全ての先端に露が出来て、肉眼だと、それがあちこちで虹色にきらきら光る。写真に撮るそれが感じられないけれど。)◆左下)虹の糸の城のような巣を作る種類の蜘蛛。中央で、体液を吸われていた虫の虹色の片羽が小さく深く光っていた(右下 蜘蛛と羽)。 メモ/コウモリ 日没頃からチラチラと空を飛んでいるもの。だいぶ前に「夕暮れに飛ぶ物があり気になっていたものを、ずっとコウモリだと思っていたが、蛾だったと気づいた」と書いたことがあるのだが、ふと写真にとってみた。薄暗くなってから小さい体で空を飛ぶし、飛び方も敏捷かつ蝶のような予測できない飛び方をするため、シャッター速度などが追いつかないし、またファインダーに入れることも大変なので写真に撮ることなど考えなかったが、外を見たら飛んでいたので、とってみた。いくつか撮れたものを見てみると、やはりコウモリだったようだ。感度を上げて撮ったので画像が荒いけれど、形はそれっぽい。蛾ではないしクチバシもなさそう。薄暗い空に目を凝らすと同じくらいの高さにかなりの数が飛びまわっている。近づいた時に、チカチカという独特の音が聞こえたりする。 ----- 下へ続く(画像サイズの違いのため) |
上の続き ◆見上げた空 夜の養分を吸って菌類のようにやわらかく空を埋め尽くしてしまいそう◆赤と青 |
睡郷沼のぬし 07/04/12・13(木)(金) |
雨の見た夜明けの夢さん>赤いのは、近所のスーパーの小さな池のあぶくでした。夜、たまたまカメラを持ったままベンチに座ったら、ちょっと印象的で。下降気味の気持ちだったからかな、なにか人間の生命の根源みたいなことをぼんやり色から連想したりして。 |
睡郷沼のぬし 07/04/05(木) |
家に電話してみると、家族が2人ダウンしており心配なり。 |
30日の覚え書き追加 |
睡郷沼のぬし 07/04/03(火) |
桜系の花など、月、雨 雲など。 自分が桜を撮ったのは去年まで殆ど記憶にないと気づく。今の仮の住処の前の道・・右の土手に桜並木、左に古い山桜の大木が何本も植わっているのに。カメラと鬱屈をぶら下げて根元に立ってみた今年。日没から暗くなるまでの短い時間、空の残りの明るさを気にしながら何枚か撮って時間の短さを体感。大きな夕闇の雲が、空をじわじわと侵食していた。数日後に「あの山桜はああ撮るべきだった」と後悔して同じ所に立ってみると、もう枝は葉ばかりになっていた。まだ蕾でまばらに咲いていたときの大木は、紺色の空の中で星のように見えた(写真なし)。 最初の1枚、最後の1枚 きっとどちらも同じ事 (右の背景のグレーは墓石の色。広い墓地と菜の花。何の意図もない) クロスした飛行機雲。誰かと誰かが何かの思いをそれぞれ持ちながらそこですれ違ったという確かな証拠は、あっという間に風で掻き消えた。日が落ちると薄い和紙のような雲の塊がどんどん流れる夜で、ぼんやり滲んだ月が水に落とした宝捜しの宝のようにゆらゆらと空の海を浮き沈み。見ていると、どちらが闇なのか雲なのか、分からなくなっていく。 ---- 見たものなど。◆忘れ物。借りた「葉によるシダの検索図鑑」の間にシダが挟まっていた。前には古本屋の本に楓と銀杏が入っていたことや、また手紙の時もあった。本の中に開いた違う物語の扉のよう。 どんな人がどんな気持ちでこのページを開いたのだろう。忘れ主に、「ここにありました」と伝えたい衝動◆リボン 何を包んでいたのか、用済みのリボン。忘れ去られて少し寂しい。道の隅に吹き寄せられていた◆桜の枝にかけてあった鍵。何が開く鍵だろう◆コップ色々 ◆虫文文虫 ◆雨どいとカラス◆天へ続く塔 (塔の全体の拡大写真。一瞬ここに住んでいた。小さく無数に連なった窓のどこかの向こうに自分もいるかもしれない) ----- 折れた枝の先からも開花。DNAに従いて ----- DNADNA・・そう気にすることはない自分の悩みなどDNAの前ではなんでもないこと 今年の春は落ち込みまくっていてぼろ雑巾のようだ・・・ そうやって落ち込んでいることもまたひどく嫌で悪循環。 ----- 頭痛が治る着信音(音のファイル)を見つけ、携帯電話に保存していた。最近二度ほど頭痛の際に、薬が無かったので聴いてみた。偶然かもしれないが暫くしたら痛みが殆どなくなった感じ。 ----- 前回の更新で「暫定」と書いておきながら、そのままになっているので・・補足を。左上の月と星。知らずに撮ったが、あの日は金星で話題になっていた日だったらしい。 メジロの地鳴きは弱弱しくピヨピヨと鳴く。特徴的と書いたのはそれ。甘い物が好きでミカンで餌付けするとのこと。 |
睡郷沼のぬし 07/03/30(金) |
取り留めないメモ とても久しぶりに呑んでみた。逃避できるかと思って。1人一気に流し込む。残ったのは虚しさくらいで後悔。 ・・・と書き始めて、・・・返却してしまって忘れたが、斜め読みしたある本の中の、ハス喰い人?の項目を思い出した。たしかホメロス?の話などにもエピソードが出てくるのだったか、そんなことを調べている人の書いた章。日本の蓮や睡蓮とは違うもので、麻薬のような作用があるものだとか。 以前外国を取材した番組で、夜になると不思議な飲み物を求めて集まって来る人々を見た気がするが、彼らのそのときの表情と、まだ読んだことはないが、そのハス喰い人の顔がなんとなく重なった |
睡郷沼のぬし 07/3/23(金) |
暫定メモ。 こんなものなどの更新をしたかったけれど、少し時間がかかりそうなので、思いつくものをいくつか適当に集めて暫定メモ。旬のものなので。 (この山桜(=葉と花が同時に出る)は、一足先にだいぶ散ってしまった。本当はこれからが桜の本番だと思うが既に一年分を見させてもらった感あり。そもそもここ何年も桜をまともに見たことがなかったし、見るのが辛い気もしていた) |
睡郷沼のぬし 07/3/20(火) |
メモ 変な偶然の成り行きで、近所の川辺なのに人からは見えない(降りられない)ような死角で、ひっそりと咲く満開の山桜?の下にて、メジロ?の大群(うじゃうじゃ)に頭の周りを囲まれた。あんな場所があったことも、あんなふうに鳥が一斉に蜜を吸うということも知らなかった。あの場所を自分が見つけたのは今考えても不思議。なぜかちょうどSDカードを買った直後で、少しメモ画像を撮ることが出来たので、機会があればまたそのうち。
前の日に、知人とアンテナの話をしていたところ。心にアンテナが張られるだけでたまに偶然のように物事が動くときがあるね、とか、また、下に書いた「見ようとしてなければ何も見えてない」ということなど。今回再認識。桜の花びらを見ても、最初全く何も気づかなかったし、あの鳥独特の小さなさえずりも、意識するまでは、雑音に紛れて全く聴こえていなかった。桜の下でその音に気づいてからは、探知機のようにキャッチしているのが不思議だった。 |
睡郷沼のぬし 07/3/20(日) |
葉の先端を歩くゴミのような小さな蜘蛛の背に背負われた極小の水玉。見ているうちにもさらに小さくなっていく(掲載外)。無意識に頭の中でつぶやかれた言葉は「水ってこんなにも小さかったんだ」・・と、自分でも驚くほど未熟な感情表現と理解。
◆水玉色々 ◆故郷にも生えていた草など ◆まみれる 花粉 放縦の園・・・ ◆開き ◆(右下)譜面 五線譜 音符 日の出と供にクレシェンドされたその曲はそちこちで大きく共鳴し合いながら小さく小さく消えていった。紡錘型の響きの残音をなぞる 右下の画像、水玉と線を読み取って本当に曲に出来るのではないかと、編集中ぼんやり考えた。雫が落ちるところの音符や結合する音符なども交えたらどんな感じになるんだろう・・と思うと聴いてみたくなる。・・・そこはイメージにとどめておいた方がいいかもしれぬが。 ---- 逆さの虹(環天頂アーク)[1]、幻日[3]、 白い龍(別の日) 17朝、「今日は何か見えるかも」の予感はあったものの、面倒で空も見ずにいた。だいぶたってから何となく見てみると幻日が出ている最中で慌ててカメラ。幻日の方は鳥が色彩の前を通り過ぎるのを待っていたけれど、時刻的にか殆ど飛んでおらず断念。何十分か出ていて「そろそろ終わりか」と思った頃にたまたま上を見たら、環天頂アークも出ていた。もっと早くに気づきたかったところだけれど、「間に合ってよかった」方か。アークは何枚か撮ったら消えてしまった。画像の数字[2]は内暈。 その後残念に思い他のサイトで17日の記事を見てみると、本番は午前よりも午後だったようだ。また16日にも見れたとか。17日ゴゴのものは、とてもよく、またかなりの長時間、色々な物が現れた様子。幻日環,環天頂アーク,内暈,あと外暈(ラテラルアークとの説も)など。 午後の物はこちらのサイトに。 そよ風つうしん *) 虹色通信掲示板*)←17日は奇跡とまで書かれていた・・・ますます本番を見たかった。 午後4時過ぎとなると、「いまだよ」とでも言われなければ今の自分にはなかなか気づけない時刻かも。これだけではなくたいていのことは何も知らずにいるのだろう。見ようとしなければ何も見えないという小学時代の何かのセリフを思い出した。 ---- 花弁 奥 つくししずくしずかすぎのこの原 奥 花弁 ---- どこ そこ ここ --- |
睡郷沼のぬし 07/3/16(金) |
(上段左から)◆残り1枚・・・でも開くと終わり・・それが次への時間に繋がっていくものだとしてもどこか寂しく。このくらいでいい ◆朝露の、合わさって落ちる寸前。 せめぎ合いの前で出来ることといえば、こうやってかすかに覚えておくことくらい。◆ほころびの奥には ◆(下段)花弁の隙間の劇場 ◆まだ開かぬ若葉たちに包まれた朝露 ……の奥の住人 ◆水パズル ◆飛べない蝶が蝶を呼んでいる
---- (右端)煙と雲が繋がる瞬間。雲は毎朝こんなしくみで作られていたのか・・ と、思考はどこかへ行っている。 そして気づけばたまたまその朝に撮った日の出の写真が、一面に煙が立ち昇るような雲で・・。 空で孤独を感じたあいつは、今自分が飛んでいる空が、数時間前には、一面大きな鳥になって羽ばたいていたのを知っているだろうか・・ 懐に包まれて飛んでいるんだ 静かな羽ばたき ---- 拡大 たくさんの小さな手のあやとり。(種の抜け方はタンポポに似ている) 先端の小さい掌をそれぞれいっぱいに広げてみんなで作っているけど一人ずつ手が減っていくの。最後の手がなくなった頃に、中央で指揮していた透き通ったあめ色の体はいつのまにか朽ちていて、代わりにその体を受け継いだ者達が知らない場所で綾とりの糸をまた静かに繰り始める --- 拡大 繰り返されてきたこと 粘膜...光の足跡 埋もれる ハーレム --- 拡大 コップ日記 砂糖を入れた。 教えられたわけでもないのに法則によって微妙な角度を保ちしだいに形作られていく結晶。繊細な羽毛のよう。感情という名の科学現象の存在が貴重だとは感じつつも重苦しかったり・・・ ------- そんなことを考えながらたまたま開いた本で目に止まった一行 「‥‥痛みに反応しないものはみんなより不完全な生、植物の生を生きるものだ。 奇妙なことだ。この世界では、苦痛と完成とは互いに求めあう」 ファーブル 植 物の眠り −−−−−− その他メモ 山村暮鳥 風景 純銀もざいく 「いちめんのなのはな‥‥ (省)」 −−−−−− (別の覚え書き あるイメージが浮んだ) 「想像力というのは、たとえば、種を植えた土地を眺めながら、そこに花が咲くこ とを願う気持ちのようなものだ。べつに突拍子もないことじゃない」 塚本氏* |
睡郷沼のぬし 07/3/15(木) |
雨と夜明けへの憧憬さん> よく感じるんです。頭の中身ないなぁ・・って。写真の方は、なんとなく、近距離とか見上げる形が多くなっちゃって、幼い目の高さになってるからかも。
月は、雨と夜明けへの憧憬さんもですか、白い月がうっすらと空に浮んでいるのは、印象薄いのに印象的ですね。夜、「月だけが頼り」ってくらい光っているのに、夜明けとともに様子が全く変わってしまって、どれだけ弱い光を頼りにしていたんだ、と驚いたり。逆にいえばそれだけ闇が深かった、ということなのかもしれないけれど。 |
睡郷沼のぬし 07/3/11(日) |
なんのために作った(過去更新した写真をいくつか寄せ集めた)か忘れたけれど、ふとパソコンの中で見つけたので、ただアップロード。 拡大 --- 空気が鉛のようで嫌だ・・ 嫌だばかりが積み重なってきっといっそう鉛のような空気になるのだ・・この空気の一部を薄く切り取ってプレパラートにのせて顕・・ |
(34つめの画像表示がおかしかったようなのでそこだけ修正) |
睡郷沼のぬし 07/3/9(金) |
何枚か。月と氷と春など。はじまりと終わりのまじわり 東の空の闇の向こうから太陽がきらびやかで神々しい光に包まれ現れはじめた同じ頃、 西の空では、夜がひそやかに終わろうとしていた。 ・・・いや、夜(月)が向こうの未知の夜へ入っていった。取り残されたような寂しさ ------ 左)どっちが本当の世界なのか。本当って何でしょう。 右上)おしまいの月と、残り花 下中)谷の主(鳥) 右下)ああ、さようなら ------ 氷。みんな冷たい化石の中。テントウムシの背内側に小さく透けて見える水滴が、寂しさをかきたてた。そんな容赦のない厳しさの輪郭を、朝の光がきらきらと縁取っていった。 何日か前の夜、夜中の暗い花の下、ぬかるみで滑って転んだ。片足靴が脱げてしまい、裸足の足はぬかるみへはまった。仕方なくはだしで歩いたのだが、驚くほどの地面の冷たさ。地面に還るって、とてつもなく寂しいことなのだね、と思った。お墓に毛布をかぶせようとする誰かを想像する。 ------ 左上)何かのギミックのよう 上中左) その中の竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける・・・作者の家はこんな藪の横だったかもしれない。 左下)空へ続く 下中)ホトケノザの原の露 右)中のシベが蛇の下のように待ち構えていた。きっと単純なこと |
睡郷沼のぬし |
あの時風がふいたひょうしに舞ったのは、花だったろうか蛾だったろうか・・ |
睡郷沼のぬし 07/3/6(火) |
無言の谷の花気と蛾。 考えたくないことを闇に捨てるような気持ちで、薄雲で霞んだ光が降る夜、田んぼ谷の真ん中の木の中から月を見上げていた。紺色の闇の中で、静かな光を受けた花の微香の間を、音もなくふわふわと動くものがいた。スローモーションのように。体ほどもある花の蜜を独り占めする姿を見ていたら、一瞬「秘め事」という単語がうかんだけれど、そんな上辺の言葉のものではきっとない。
気付くと、あちこちで時折ふわりと視界の一部が小さく波立つが、姿を見ようと目を凝らすと既に見失っている。そのうち、この花すべてが蛾なのではないかと思えてくる。闇にとけた世界の境界が曖昧になっていく。自分もいつか蛾になって、とけて消えよう |
睡郷沼のぬし 07/3/3(土) |
何かいくつか書こうとしていたのだが・・ 忘却のかなたへ ------ 月の明るさに、節句の花弁を透かしてみたいと思ったけれど、花がなかった。代わりに飛行機雲が風で太く横にぶれ、ちぎれ、月を透かして横切っていった。 そんなに前ではないが、いつからか月を待っている。だいぶ前に撮り逃した、ある時刻ある場所の月。日々30分も出現時間が変わる上、天候も、そして私の居場所も関係するのでなかなか出会えない。月の時刻表を広げて、まだ先だの、もう少しだのと考えているとしかし、その間にどれだけの時間が動いたか(というより無駄にしたか)を思い知る。 目を凝らせば、時間の層が、自分には思いも付かない軸にそって厚く隙間なく流れていたりするのだろうか・・かき分けて、行きたい所がある。せめて透かして見たいところがある ような気がする。 ------ コハク 自分の中に同時期に立ち合わせていたいくつかの小さな「アンテナ」の電波が絡まったせいだろうか、ふと黄昏時のぼんやりと丸い太陽の光の中に入って染められた虫のイメージを思い浮かべた時、琥珀だまのイメージが浮んだ。流動する琥珀のよう。そんな目をもって再び世界を見てみると、どこもかしこも蜜色で、この天球は大きな一つの琥珀玉なのだという気がした。 日が落ちて空に星が浮んでも、星が消えて心に雨が降ったとしても、全て、全てが半透明な「時」に包まれた、ここは大きな化石の中 ------ モスキートーン。耳年齢。赤ちゃんにしか聞こえない音や、20歳くらいまでしか聞こえない音があるということを以前知ったが、それから数年経ち再びやってみると一気に随分歳をとってしまったらしい・・。こんなソフトも。可聴周波数域チェッカー* ソフトは測定だけなので、こちらのグラフと照らし合わせると大体の耳年齢がわかる。*(*) |
睡郷沼のぬし 07/2/27(火) |
小ぞう 冥暗の森へ (右から左へ) ふとそこにあり、入り込んだ森の入り口。 エピローグ 森を抜けて出てきた小象、寂しい森はひそかに君を追いかけて、飲み込もうとしているよ 逃げろ逃げろ・・・と、はらはら思って見てたのに、 逃げるな 、と、必死に私は叫んでいたよ --- コップ一周分。珈琲。意図して飲んだものではなくて。写真も撮る予定はなかったが、気づいたらこんな感じで象もいた。何も考えずに飲んでいたので、飲み終わる頃にコップを混ぜてしまい、下の方が消えてしまった。 (コップは100均の棚で一番大きかったもの。表はサバンナ?の草原に色んな動物が描かれている。11月末に買ったものなので、まだ売れているかもしれない。本当は以前もう一回り大きい物を見つけ、便利そうなそれが欲しかったけれど) |
睡郷沼のぬし 07/2/25(日) |
・・・そして夜が明け日が沈み ---- そして日が明け夜が沈み・・ そうして私は混乱していくだろう XVI・・・塔。 正位置か 逆位置か 否、どちらでもなし・・・か 皆漂っているんだから (写真=)左) 複雑に糸が張り巡らされた巨大な機織り機のようだと思った。その囲まれた「糸」の中央にオリオン座が織り込まれていた(写真縮小で殆ど見えない)。星座というものが今の今までなかったとすれば、私はオリオン座を糸巻き星と呼んで糸の神様だと思ったりしていたかもしれない。糸巻きに似ている。物語も主人公もないけれど、名づければ勝手に生まれてくるのかもしれない。 右)工場(もしくはこうば)の煙突から、夜が吐き出されて空いっぱいに染めていきました。 ----- -- 左) バファリン?のCMで、「頭痛のお母さんを密かに手伝おうとするも失敗してしまい、そこを母親に見つかって「だってお手伝いしたかったんだもん」と声が入る」ものを見た。そのCM曲が、私が小学頃にクシで作った曲と感じがとても似ている。CMの曲はそんな楽器?とは関係ないだろうけれど。図のような形の小さなオモチャのクシ。 音は弾いて鳴らすという原始的な動作。1度とても短い曲にしてカセットにとったことがあるけれどけれど、そのうち上から潰してしまっただろうか? --- 子供といえば、食品レジの辺りで、館内中に響き渡る声で喚き泣いていた3歳くらいの女の子。「これ欲しい」といっているらしいが・・。結局お父さんが折れて買うことにした様子で、「もう買うたから」となだめすかすのに同じ調子。レジを通すのにも、必死で店員さんに奪われないように掴みながら激しく泣いており、お店を出るまでずっと同じ言葉を叫びつづけていた。引っ込みがつかなくなったのだろうかそれとも別の理由か・・自分にそんな記憶がある(<引っ込みがつかなっての擬似的感情表現)。 いったん泣くとどこまで泣いていればいいのか分からなかった。それにしても、あの、欲求を満たすための駄々は、自分の根源を見ているようでなんだか逃げたくなる。 --- 右)↓というわけでもないけれど。ちょうど撮ったコップ底。輪とハート・・・で・・・和。 コーヒー |
睡郷沼のぬし 07/1/30(水) |
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-・・-・・-・・- ある理由から数個の蝸牛の入れ物を作り始めたのを機にとても久しぶりに人の形を作りはじめる。形が全く作れず、何を作りたいかもわからず、自分にはこれ以上つくれないのかなぁ、と落胆したり。いつもより小さいので、延々と塗り重ねて形を作っていくような私の変な作り方では、作るのが難しいかもしれない・・。この写真をとった後からもだいぶ意図せぬ方へ変わってしまった・・。 骨の模型は、いつだったか安価なものを見つけた際に「参考になれば」と思い購入。(「この先本当に作るのか?」という小さな疑問も抱きつつ)。小さい方は学研の付録で、組み立て式&蓄光なのだが、こちらの方がだいぶ小さいのに精巧に出来ていて参考になる。ただ、なにぶん小さい(30くらい)ので参考程度。 左の本は何年も前にたまたま中古で見つけたもの。様々なポーズによる体の形や、筋肉、骨などが、単独ではなく重ねたり合わせたりして描かれており、どのあたりにどんなモノが入っているかわかりやすいのだが、これを開いたのも久しぶり。右の本は図書館のもの。目に付き目的なく借りた。人動物鳥魚虫と様々なものの骨が載っている。存在とは何なのか・・・と思わされる。 ---- それより、悩む事、はやく決めなければならないこと、出来ないこと、後ろめたさ、現状、どうにもならない悔し悲しさ、体調への怒りや不安・・などがいくつかあり、どうしていいのか、・・・逃げている。 ---- 目(頭,心)にとまったものやメモなどいくつか ◆カメラv705 コンデジながら23mm+39〜117mmのレンズを持つ。見慣れない外見。 最近は28mmくらいのコンパクトは色々出ているが、ここまでのはあまり見かけない。 ただ23〜39の間は写せないのだろうか・・?とすると損だろうか・・?デジタルズームでカバーできるのかもしれないが、しかしどちらにせよ使い分けにより様々な写真が撮れそう。高くて買えないけれど。(*) ◆変わった標本 (*)色々な生物(主に小さな海の生物など。小魚の他にイモリやカエルなども。体を透明化して、さらに薬品の科学反応などによって、色分けされた標本。出品一覧の写真は落札後に消えるので、今どの種類が出品されているかはわからない。肉は消えているのではなく透明化されているのとこと。今確認できるのだと、こんな感じ*イソバテング *モエビ *クロメジナ *アミメハギ *。 前に出ていたもので印象的で見入った生物があった(何だったか忘れた)。好意でも嫌悪でもなく、ただただすごいなぁ、と思って暫し見入った。 ◆浮ぶ地球儀 狭い自分の部屋では(電化製品と密着しそうで)使えなさそうだが触ってみたい。(*) ◆マルチエイト(*) 1本で8色の色鉛筆(太芯8本内蔵)。これならどこへでも持って行けていいな。芯の色も選べる。また外国用のものは色の組み合わせが違うようだ。ぺんてる製。 ◆あぶりだしインク(インビジブルインク) 熱で消えたり出たりするインク(これは持っている) ◆シーガル社 二十四節気七十二候歳時記カレンダー(小)。季節を表す言葉とともにレトロで細かなイラスト、俳句、植物、命日、月のありよう、その他、解説、そして今年からお伝統菓子の記事まで加わり、様々が詰め込まれたこよみ。何年もこれを使っていたが、2006版は買えず、2007も買いに行けず、ネットでもどこも売り切れで諦めかけていたところ、見慣れぬ場所である日見つけた。(こんなの(*)) ◆秘密箱、からくり箱、舟箪笥 の系統。理由なく惹かれる。 ◇コジオル 6穴リフィル 5色アソート×3種類。100枚入り¥150 良い。色の組み合わせがどれも綺麗。罫線も選べる。補充したいが売り場から消えていた。 ◇ラ・プロミッセ |
睡郷沼のぬし 07/1/5(金) |
時空の気流の中の月と日 居場所のこころもとなさよ ---- 羽根 その奥にもぐりこめた遠い記憶は私が生まれるずっと前鳥だった頃 -------- あけましておめでとうございます。よいとしになりますように 本年もどうぞよろしくお願いいたします |
睡郷沼のぬし 06/12/23(土) |
夜の宙 -------- 組) 左・貝の記憶 右・土の底は根の遠い囁き 消える(消えていく)ということは、組み込まれていくということだろうか 拡大 -------- (こちらはめまいではなく)前から貧血で少し意識が飛ぶのはいつものことだったが、先日貧血では初めて怖いと思った。ある用事が終わりほっとしたとき、何か吐き気のような気持ち悪さとともに急に目の前が暗くなり意識が消える感じとともに倒れたのだがしばらくして意識が戻ったと思ったところからそのまま再び目の前が暗くなって倒れてしまった。その後幸いすぐ気がついたが、今度はどんどんどんどん頭のなかが冷えていき、頭痛もしてきた。どこまで冷えるのだろうと不安になってしまったがしばらくたってもとにもどった。なにが起きていたかはよくわからないけれど、本人である自分に起きることで予期できないのだ・・・誰かの緊急事態はもっと急に来たりするんだろうな・・。考えるほどに暗くなる。 生物は、どうしてこんなに(感情をもつほどに)進化してしまったのだろう・・・ 小さい頃、進化が生存のため、子孫を残すため、種の存続のためなされたなどと聞いても”それ自体”が何のためなのかと思っていた・・今の自分もわからない。。木も草もバクテリアも、最初から何もなかったらラクだった ただ、こうやって進化してしまった以上、いまあるこれ(ぐるり)は貴重な時間とめぐり合わせだ・・。暗くなる暇があれば一つでも何かしたり、してあげることができればそれがベストだとは頭で思う。 -------- ところで先日メモした目眩。私は閃輝暗点状態がしばらく前兆として現れ、そこから始まっていくことが多い。ネットではよく鋸型を見かけるが、私はドーナツのような形。 |
睡郷沼のぬし 06/12/13(火) |
更新できずにいた写真などまとめて。少し前のもの。(日付と順はバラバラ) 蕾咲く運命咲かぬ運命。時間と私しか知らない秘密 ---- 五日 ちいさな諦念の兆しが一瞬にしてもたらす力・・・・負の・・・あるしゅ破壊力に近いそれの凄さと虚しさを感じ途方にくれる。落ち込む。悲しいというより悔しい。次へ進む前に、取り戻す時間を避けられないのがジレンマ。 ---- 光る雲 破綻 光の境界線 炎 -------- 枕もとにあった紙切れ(いつぞやの夢の走り書き) ・磁石に引かれるように、本能が底から叫ぶように引き上げられ覚醒する。 ・その子の父親へのいたずらは、心底憎たらしいものだったが、同時にそれはその子の愛の形のように見えた。 ・早朝の山の儀式。2人の男の対の舞。アソと言う山(丘)。火を中心に対称に舞う。 ---- 水鏡 離線 離水 空鏡(=つがい) (下段)カラス 急降下・宝探し 飛んでみたくなる ---- 数日に一度くらい訪れるめまい(くらみではない)だが、これがとても気持ち悪いもので、肉体的な変化は僅かだが脳の状態が明らかに変化する。回路が崩壊して溶け出していく感じが15分くらい?続く。一時的とわかっていても、その神経の繋がらない感覚によって非常な恐怖にさいなまれる。 そんなとき、痴呆の症状に涙する(知人の)声を思い出したり。一時的でもあんなに怖いのだから、症状にもよるだろうけれど、彼らは他人からは計り知れない恐怖と落胆を抱えているのではなかろうか。 ---- 柿・野菜などの小包届く。中に入っていた開けかけの(五個入りの三個)スーパーのケーキもどきの桃色の半ばつぶれた菓子パンが、ありがたみを経由した悲しさの粉を撒く。「美味しそうだったから入れた。うまそうでちょっと味見させてもらったけど」と後から連絡あり。気持ちがありがたすぎてしかし後ろめた過ぎて自分など食べてはいけない気がする。 そうそうこういうときも、自分に罰を与えたくなる。 ---- 探し物(右)以前どこかの百均でなんの気なく買ったものだが、だいぶ経ってから使ってみると思いのほか良い。フタ側に透明水彩や不透明水彩をたくさん入れて持ち運べる。また百均の固形絵具にありがちな紙粘土のような?絵具ではないので、わりと普通に塗れる。16色なのにコンパクトで軽く、欠点といえば割れ・壊れやすそうなとこだろうか。一流固形絵具には遠く及ばないだろうが、手軽なのがいい。 その後再び探していたが、どこにも見当たらなかった。ケースの形がよく似た物で紙粘土っぽい顔料の12色の物はダイソーでみつけた。これの後継だろうか・・・。だとすると顔料のタイプも色数も変わってしまって残念である。どこかにまだ売れているといいけれど。 ---- * どんな作品が集まっているだろう。 ---- * このエッシャーアニメのようなテイスト、 以前は普通に楽しく好きだった気がするけど、今は怖さも大きい。孤独の無限回廊的な。 |
睡郷沼のぬし 06/11/17(金) |
陰と陽 ---- ふと外に出てみたちょうどその時、見えるか見えないかのほどの、よどんだ橙色を、空の端に見つけた。はたしてぼんやりと・・・しだいに鋭く月がそこから現れた。流星のことも頭にあり、しばらく空を見ていた。ピークは明日のようなので静かな星空だったが、幾つか流れたようだ。見始めてすぐの一つ目のが、とても長く感じた。消えると思ったところから不思議に ゆらーと流れていく印象的な星で、私も途中から思い出したように願い事の言葉を頭の中で組み立てていた。 途中から唱えて、唱え終わった時にまだ流れていたので、最初から唱えれば、3度も可能だったのかもしれない。・・・出来たからといって何かが変わるとも思っていないけれど。 長い尾を見ていたら、あれは星が この世から消えてなくなるという時の、(なんでもないけどしかし)言いようによっては一番苦しい特別な瞬間なのだと思った。そんな時に彼らに向けて一心に真剣に自分の願い事を唱えたりするところの人間というのはなんだかどうしようもない生き物のように思えたりもする。 -------- (参考 2006流星群ピーク案内* 星座早見表* 宇宙ステーション位置(地図クリックで場所別の詳細時刻 * * )) -------- 流星群、先日17日明け方が、と書いていたが、18日明け方の誤りのよう。18日ならついでの宇宙ステーションももっと見えやすいかもしれない。しし座のあたりに月が出るけれど、月齢がちょうどよく細い三日月なので明るくはない。雲さえ出なければ星も見えやすいかも。 |