人工呼吸器 用語集

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【た 行】

調節呼吸(ちょうせつこきゅう)

【モード名】
controlled mandatory ventilation
強制換気という意味で、設定時間ごとに吸気が開始され、量規定式も圧規定式も含まれる。


低換気(ていかんき)

【呼吸器関連用語】hypoventilation
有効なガス交換が生体の二酸化炭素産生量に比して低下した状態であり、PaC02は上昇する。
pHが低下すれば呼吸性アシドーシスである。
高度になるとPa02も低下する。


定常流(ていじょうりゅう)

【呼吸器関連用語】
強制換気中でない時期に、回路内を一定の流量で流れている気流で、自発呼吸じはつこきゅうがあればこれを吸うことができる。 
連続流、コンスタントフローとも言う。
ディマンドフローでぃまんどふろー


テストラング(てすとらんぐ)

【品名】
患者に呼吸器を連結する前に、人工呼吸器の作動状況を大まかに確認するために、蛇管に連結するゴム製の袋。
テストバッグ


DLV(でぃーえるぶい)

【モード名】
分離肺換気ぶんりはいかんき


ディマンドバルブ(でぃまんどばるぶ)

【呼吸器関連用語】
患者の吸気努力により、回路内圧が低下すると開くバルブ(弁)。
バルブが開いているあいだは吸気が供給される。
demandとは「要求する」「需要」という意味。


ディマンドフロー(でぃまんどふろー)

【呼吸器関連用語】
患者の自発呼吸じはつこきゅう、患者の吸気努力に応じて供給する吸気フロー。
ディマンドバルブでぃまんどばるぶもその1つである。
定常流ていじょうりゅう、連続流、コンスタントフロー


特発性間質性肺炎(とっぱつせいかんしつせいはいえん)

【病名】IIP  idiopathic interstitial pneumonia
肺組織の間質に炎症が生じるもののうち原因不明のもの。
低酸素血症が生じれば人工呼吸管理とともに、治療の第一選択としてはステロイドである。
しばしば治療に難渋することも少なくない。


トリガー(とりがー)

【呼吸器関連用語】trigger
患者の吸気努力が人工呼吸器に伝わるサインのこと。
圧トリガ(回路内圧の変動で感知)やフロートリガ(気流の変動で感知)などがある。
ただし、タイムトリガとは患者の吸気努力に関係なく強制換気を開始すること。
triggerとは「ひきがね」の意味。


トリガ感度(とりがかんど)

【呼吸器関連用語】trigger Sensitivity
回路内圧の変動やフローの変動を検出して強制換気が開始される、その検出感度のこと。
圧トリガであれば通常 -2〜 -1cmH20(-0.196〜 -0.098kPa)で設定する。
より大きな変動が検出に必要(感度が悪い)な場合は、思者の疲労につながる。


動脈血酸素含量(どうみゃくけつさんそがんりょう)

【呼吸器関連用語】
単位体積当たりに、(化学的に)ヘモグロビンに結合している酸素の量と(物理的に)血液内に溶けている酸素の量を足したもの。


動脈血酸素分圧(どうみゃくけつさんそぶんあつ)

【呼吸器関連用語】Pa02
動脈血に溶存している酸素を圧力(mmHg)で表す。
この酸素はヘモグロビンと結合していない。
37℃の100mLの血液中には酸素分圧1mmHg(O.133kPa)につき、約O.0031mLの酸素が溶けている。


動脈血酸素飽和度(どうみゃくけつさんそほうわど)

【呼吸器関連用語】Sa02えすえーおーつーSp02えすぴーおーつー
ヘモグロビンにどのくらい酸素が結合しているかという割合。
血液ガスで測定したものはSa02えすえーおーつーで表し、パルスオキシメータで測定したものはSp02えすぴーおーつーで表す。
動脈血酸素飽和度90%時のPaO2はほぼ60mmHg(8kPa)である。
サチュレーション


努力呼吸(どりょくこきゅう)

【呼吸器関連用語】
体の換気需要に対して、なんらかの理由により換気能力や換気量が見合わないために、さらに換気を増やそうとして呼吸補助筋などを用いて呼吸すること。
呼吸不全こきゅうふぜんもしくは呼吸不全こきゅうふぜんの切迫と考え迅速な対処が必要。


努力肺活量(どりょくはいかつりょう)

【呼吸器関連用語】VCぶいしー  forced vital capacity
最大吸気位からできるだけ速く、すべてを吐き出したときの肺気量。


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